5日午前11時15分、大津市・石山寺
大津市の石山寺で、冷え込みのため開花が遅れていた梅の花がようやく見頃を迎えた。6日は冬ごもりの虫がはい出るという二十四節気の「啓蟄(けいちつ)」。雨の中、しっとりと咲く赤や白の花に、訪れた人が春の雰囲気を感じている。
同寺では約5千平方メートルの梅園に、約40種400本が植えられている。今年は冬の寒さの影響で花が例年より1カ月ほど遅れ、今は五分咲きになっている。
5日は朝から降り続く雨の中、傘を差した参拝者が園内を歩き、赤やピンクに色づいたかれんな花を見上げていた。
18日まで盆梅展などのイベント「石山寺 梅つくし」が開かれている。午前8時~午後4時。拝観料600円。