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ブリュッセルの小便小僧、客家の衣装にお色直し 台湾文化をPR

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客家の代表的な衣装「大襟衫」姿の小便小僧 


(ブリュッセル 8日 中央社)ベルギー・ブリュッセルの観光名所、小便小僧が7日、客家の代表的な衣装「大襟衫」などをイメージした服装に“お色直し”した。衣装を通じて、同所を訪れる世界中からの観光客に台湾文化を紹介し、台湾の知名度向上を図る。

世界各地から衣装を贈られている小便小僧。ブリュッセル市によれば、およそ3日ごとに衣装が替えられるという。

駐欧州連合兼駐ベルギー代表処の曽厚仁代表(大使に相当)によれば、今回の衣装寄贈は、一般の人から外交部(外務省)に寄せられた「小便小僧に台湾の特色ある衣装を着せられないか」という投書がきっかけ。曽代表は着任直後の昨年6月から衣装の寄贈に向けて動き出し、数カ月に及ぶ努力の末に実現した。

客家の服装を選んだのは、国内の各部門に問い合わせたところ、客家文化の振興に取り組む客家委員会だけが積極的に協力してくれたからだと曽代表は語る。曽代表自身にも客家の血が流れる。衣装の寄贈式で曽代表は、台湾の客家文化を国際社会で紹介できるのは非常に喜ばしいことだとあいさつした。

式典後には、客家人が多く居住する南部・屏東県内埔郷の小学生8人によるパフォーマンスも行なわれた。客家と深いつながりを持つアブラギリや南部・高雄市美濃特有の客家文化の象徴である油紙傘などを合わせ、軽快な客家歌謡と踊りで多様性を表現した。

衣装を手掛けたのは、実践大学服装デザイン学科の葉立誠・助理教授(助教授)。コンセプトとなった「大襟衫」は客家の女性の伝統的な上衣で、布の色は主に藍色や黒が使用されることから「客家藍衫」とも呼ばれている。


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