花灯路や建物のライトアップで、岡崎公園一帯が彩られた光のイベントを楽しむ来場者
夏の夜を音楽とライトアップで楽しむイベント「岡崎プロムナード」が11日、京都市左京区の岡崎公園一帯で始まった。生演奏が響く中、来場者は夜空に浮かぶ応天門などを眺めたり写真を撮ったりして楽しんだ。
旧暦の七夕にちなんだ恒例イベント「京の七夕」の会場のひとつとして、岡崎地域の寺社や施設などでつくる「京都岡崎魅力づくり推進協議会」が初めて催した。
平安神宮の応天門と大鳥居間の道路と石畳約350メートルを天の川に見立て、京都府立図書館などと合わせてライトアップ。岡崎公園内と周辺には約200基の花灯路を設置し、夕闇が濃くなると一帯は柔らかな光に包まれた。
岡崎公園は「食のプロムナード」と銘打ち屋台が並び、ステージでアコースティックライブなどが次々と披露された。近隣の各施設や店舗でもジャズなどが演奏され、一帯は夕涼みに訪れた見物客でにぎわった。
親子3人で訪れた大学講師の山下晃平さん(39)=草津市=は「音楽に誘われて来ました。幻想的な雰囲気でくつろげました」と話していた。
音楽と食のイベントは12日までの午後4時~9時。光のイベントは14日までの同7時~9時。