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日本へ初輸出の台湾産インドナツメ、1個400円で試売 消費者の反応探る

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日本の子供たちに台湾ナツメを振る舞う農業委員会の林聡賢主任委員(後列左から3人目)。赤いマフラー姿の女性は陳菊高雄市長 


(台北 9日 中央社)台湾の農産物の輸出推進のため、日本を訪れていた行政院(内閣)農業委員会の林聡賢主任委員は8日、今年初めて日本への輸出が実現した台湾産インドナツメの試売を日本企業の協力の下、1個400円で開始し、消費者の反応を探っていると明かした。5日に海老名サービスエリア(神奈川県)で開催した試食会では、訪れた子供たちがこぞって食べたがっていたと好評ぶりをアピールした。

台湾産インドナツメは2016年末、それまで障壁となっていた植物検疫の問題を克服し、初めて日本への輸出が可能となった。だが、昨年は悪天候で不作だったため、輸出が先送りされていた。今年の輸出量は今のところ1355キロにとどまっているが、林主任委員は品質の安定に努めていくとしており、天候さえ良ければ輸出量は拡大するはずだと期待を示した。

日本への台湾ナツメ輸出には、台湾での14日間の低温殺虫処理など一定の基準が設けられている。林主任委員は台湾ナツメはすでに中国大陸やシンガポール、カナダなどに向けて輸出されていると言及した上で、日本の検疫条件はこれらの地域よりも厳格だと説明。その一方で、日本市場は比較的高級な果物を輸出するのに適していると語った。

林主任委員は海老名サービスエリアでの試食販売会の様子について、子供たちは最初、初めて目にした台湾ナツメをなかなか口にしようとしなかったと打ち明けた。だが、同席していた陳菊高雄市長がおいしそうに食べて見せると、子供たちは一斉に手を伸ばしたと話した。


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