米国務省のアレックス・ウォン次官補代理
(桃園空港 21日 中央社)米国務省のアレックス・ウォン次官補代理(東アジア・太平洋担当)が20日、台湾を訪問した。22日まで滞在する。外交部によると滞在期間中は政府の関係部門を訪れ、台米関係の今後の発展やインド太平洋地域における協力などについて意見を交換する予定。同部は「台米両国の友情を示すだけでなく、双方のパートナーシップ関係の深化にも寄与する」と訪台を歓迎した。
ウォン氏の台湾訪問は昨年12月の国務次官補代理就任以来初めて。この日夜に桃園空港に到着したウォン氏は笑顔を浮かべながら報道陣の前に姿を見せたが、取材には応じなかった。
米国務省のGrace Choi東アジア・太平洋局報道官は中央社の書面取材に対し、ウォン氏は在台北米国商工会議所主催のパーティーに出席し、あいさつを行うほか、台湾当局と台米関係の重要な議題について話し合うと説明。今回の訪問では、米国の長期にわたる台湾政策と台湾への支持を改めて確認するとした。
ウォン氏が米国側のメッセージを蔡英文総統に伝えるのか否かについては、回答がなかった。