3月に始まる蘭嶼のトビウオ漁
(台東 21日 中央社)東部・台東県の離島、蘭嶼がトビウオ漁の季節を迎えている。蘭嶼郷の郷長はトビウオ漁の期間中、漁場でシュノーケリングやスキューバダイビングなどのマリンスポーツを行わないよう呼び掛けている。漁は6月まで続く見込み。
島には台湾原住民(先住民族)のタオ族が多く暮らし、トビウオ漁はタオ族にとって最も重要な伝統行事とされている。郷長は観光客に対し、実施が可能なマリンスポーツについて宿泊業者などに事前に問い合わせるよう注意を喚起した。
蘭嶼のトビウオ漁をめぐっては、近年水上バイクを楽しんでいたレジャー客が漁を妨害し、地元住民の反発を招くなどのトラブルが発生している。