日本語で寸劇を披露する台湾の高校生
(台北 22日 中央社)台湾で日本語学習熱がますます高まっている。日本語能力を認定する「日本語能力試験」(JLPT)の応募者数は年々増加。台湾での試験を主催する語言訓練測験センター(LTTC)によると、昨年の台湾での申込者数は8万6000人に達し、海外の実施国・地域別で3位だった。7月に実施される今年1回目の試験では従来の台北、台中、高雄会場に加え、桃園会場を新たに追加し、応募者数の増加に対応する。
JLPTは世界最大規模の日本語試験。国際交流基金と日本国際教育支援協会が主催する。1984年に始まり、2016年には日本45都道府県に加え、海外73の国・地域で実施。応募者数は86万人を超えた。台湾での実施は今年で28年目。就職や会社での昇進、学校での学習評価などにおける日本語能力の指標として使われている。