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仏さま旅仕度 滋賀・櫟野寺 東京の特別展へ/京都 

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国内最大の木造十一面観音菩薩坐像から慎重に取り外された足の部分


櫟野(らくや)寺(滋賀県甲賀市甲賀町櫟野(いちの))が所蔵する国の重要文化財の仏像20体すべてが展示される東京国立博物館(東京都)の特別展に向けて12日、重文仏像としては国内最大の木造十一面観音菩薩(ぼさつ)坐像の荷造り作業が同寺で始まった。

 特別展は9月13日から始まる「平安の秘仏~滋賀櫟野寺の大観音とみほとけたち」(12月11日まで)。同坐像が寺外に持ち出されるのは、寺の千年の歴史で初めてという。

 像はヒノキ材の一木造りで像高3・12メートル。美術品の修理業者や美術品輸送のスタッフ計約15人が、仏像本体から外せる部分の足や右手首を慎重に2時間ほどかけ取り外した。

 荷造り作業は1週間ほど続き、19日には寺の関係者や地域住民に見守られ仏像が東京に出発する。

 三浦密照住職(37)は「滋賀県、甲賀市には誇れる文化財が豊富にある。東京の展示を通じて甲賀市を訪れてほしい」と期待していた。



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