はねず踊りを披露する地元小学生ら(京都市山科区・隨心院)
小野小町の伝説にちなむ「はねず踊り」が25日、京都市山科区の隨心院で行われた。穏やかな日差しの中、薄紅色を表すはねず色の衣装を身につけた子どもたちが舞った。
小野小町のもとへ深草少将が百夜通いしたエピソードに基づく踊り。大正時代に途絶えたが、1973年に住民らが復活させた。毎年、地元の小学4~6年が踊りに出演している。
今回はより華やかになるよう舞台を広げ踊りの構成も改めた。3年連続で出演した稲田楓子さん(12)は「最後の年でちゃんと踊ることができてよかった」と話していた。