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台湾のヒアリ探知犬が日本で初お披露目 今後は出動の可能性も

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ヒアリ探知犬のカビ(手前)とフェイフェイ 

(台北 27日 中央社)南米原産の強い毒性を持つヒアリを匂いで見つけ出す台湾の探知犬が26日、鹿児島県で開かれた日本応用動物昆虫学会で紹介された。探知犬を所有するヒアリ駆除会社のモンスターズアグロテック(台北市)の黄紹銘さんは中央社の取材に対し、今後日本に出動する可能性があることを明かした。日本では、海外から荷物が運ばれるコンテナヤードでの調査への導入が可能で、調査の際のコスト削減や人手不足の解消に役立つとの見方を示した。

この日紹介されたのは、同社のヒアリ探知犬「カビ」と「フェイフェイ」の2頭で、いずれも4歳の雌のビーグル犬。台湾のヒアリ探知犬が日本を訪れるのは初めてで、複数の日本メディアに取り上げられるなど、注目を集めた。

学会では芝生に並べられた6つの缶からヒアリの匂いが仕込まれた缶を1つ探し出すデモンストレーションが行われた。探知犬は1つ1つの缶に鼻を近づけて匂いを嗅ぎ、該当する缶が見つかると、その場で座り込んで合図を送った。

黄さんによれば、同社はヒアリ探知犬のレンタルや訓練などのサービスの提供を検討中。今回訪日した2頭はすでに日本での検疫をクリアしており、今後要請があればいつでも日本への出動が可能だという。

台湾では2003年にヒアリが発見された。ヒアリ探知犬は桃園国際空港での防除に貢献するなど成果を挙げているという。


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