茨城空港では定期チャーター便の就航を祝う横断幕
(茨城 27日 中央社)チャイナエアライン(中華航空)系格安航空会社(LCC)タイガーエア台湾は26日、桃園国際空港(桃園市)と茨城空港(茨城県)を結ぶ定期チャーター便を就航させた。茨城空港では第1便の到着を祝う記念式典が開催され、地元高校のマーチングバンドが駐機場で演奏するなどして乗客を歓迎した。今年10月末まで、毎週月曜と木曜の週2便で運航する。
式典に出席した同社の黄世恵・商務長は、第1便の搭乗率は98%に達したと喜びを示し、台湾と北関東の観光客が相互に行き来できるサービスをより多く提供できるよう同路線の定期便化の早期実現に意欲をみせた。
同県の大井川和彦知事は、茨城や栃木、群馬などで近年、台湾人観光客が増えていると紹介。茨城空港を利用すれば東京での混雑に巻き込まれることなくスピーディーに出入国できると利点をアピールし、茨城への来訪を呼び掛けた。
同社は昨年7月にも同路線でチャーター便を約1カ月間運航。今年1月には定期便の早期就航に向けて茨城県と覚書を締結した。