初夏のような陽気のなか、水道水で入れた飲み物を楽しむ来館者
(京都市左京区・琵琶湖疏水記念館)
今年の明治150年を機に琵琶湖疏水記念館(京都市左京区)を多くの人に知ってもらおうと、期間限定の「琵琶湖疏水カフェ」が29日から同館で始まった。28日にプレオープンし、来館者らが見晴らしのよいテラスで喉を潤した。
同館では、明治時代の琵琶湖疏水事業に携わった先人の遺業を顕彰していることから、29日の琵琶湖疏水通船の本格運航に合わせて企画した。
水道水を使って入れたコーヒーやグリーンティー、しそジュースを提供。初夏のような陽気となったこの日は、正午のプレオープン開始と同時に、冷たい飲み物を求める人の行列ができた。
夫妻で来館した下京区の久保田茂夫さん(79)は「満開の桜を見ながらゆっくりできた。すてきな場所ができてありがたい」と話していた。
飲み物は1杯100円で、営業は来月8日までの午前10時~午後4時。30、31日は午後7時まで開店、来月2日は休み。