台東産バンレイシ=台東区農業改良場提供
(台東 31日 中央社)台東県政府農業処が29日に公表した昨年の農漁業産出額で、特産のバンレイシが過去最高の61億台湾元(約223億4300万円)に達し、農産物全体の約53%を占めた。2016年の台風被害で一時期出荷量が落ち込んだこともあるバンレイシ。農家の努力に加え、中国大陸向けの輸出が好調で、国内価格上昇にもつながったという。
バンレイシのほか、コメが約20億元(約73億2500万円)で2位、キンマ(コショウ科の植物)の葉が約11億元(約40億2900万円)で3位だった。
台東県はバンレイシの輸出を重視しており、低温物流センターの新設を決めているほか、電子商取引による販売を目指し、地元の農協と中国大陸の物流企業とのマッチングを進めるとしている。