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漂流カメラ持ち主の女性と発見者の台湾児童らがビデオ通話 交流深める

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ビデオ通話を通じて交流を深める、漂流カメラの発見者である台湾の児童らと持ち主の日本人女性 

(宜蘭 30日 中央社)石垣島で約2年半前にカメラを紛失した日本の女子大生と台湾東部・宜蘭県の海辺でそのカメラを拾った児童らが30日、インターネットのビデオ通話を通じて初対面した。両者はカメラを紛失した経緯や持ち主探しをしようと思った理由などを質問し合い、交流を深めた。

カメラは27日、宜蘭県蘇澳の海辺でごみ拾い活動をしていた岳明小学校の児童によって発見された。児童とその担任教師はカメラに収められていた写真を手がかりに持ち主探しを開始。写真から持ち主は日本人だと推定し、フェイスブックで協力を募った。その情報はインターネット上で広く拡散され、投稿から約30時間後の28日夜、カメラの所有者が見つかった。

この日のビデオ通話で児童や担任教師は女性に対し、どういった経緯でカメラを紛失したのか質問。女性は、石垣島でダイビングをしていた際、友人の酸素ボンベにトラブルが生じ、急いで友人を船に引き上げようと海面に出たその時にカメラが落ちてしまったと説明した。

女性は6月にお礼を伝えるため訪台し、カメラを受け取る予定。その時に海辺で一緒に清掃活動をしようと児童から誘われると、女性は喜んで参加したい意向を示した。また、児童らが日本に遊びに来た時には、できる限り案内すると約束した。

女性は児童に、拾った時のカメラの外観や、フェイスブックを通じて持ち主探しをしようと考えた理由を尋ねた。第1発見者の児童は、最初は廃棄された黒い箱だと思い、ごみとして処分しようとしていたと告白。だがよく見るとカメラが入った防水ケースだと分かり、捨てなくてよかったと話した。

女性によれば、カメラは両親から贈られたもので、失くした時は申し訳なく感じていたという。


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