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新聞印刷工場跡でアート 京都市内15カ所で国際写真祭

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ローレン・グリーンフィールドさんの展示。印刷工場だった無機質な地下空間で、
セレブらの華美な服装が際立つ(13日中京区・京都新聞社) 


京都市内各地で15の写真展を繰り広げる国際写真祭「KYOTOGRAPHIE(キョウトグラフィー)」が14日開幕する。6回目の今年は「UP」をテーマに、ドキュメンタリーからアート作品まで多様な写真文化に触れられる。13日に内覧会があり、報道関係者らに会場が公開された。

 このうち2展は京都新聞の共催。京都新聞ビル印刷工場跡(京都市中京区)では、人々の富への飽くなき欲望をとらえるローレン・グリーンフィールドさんが広大な地下空間を生かし、華美な身なりのセレブや美しさを求めて整形手術を行う女性らの実相を見せる。京都文化博物館別館(同)では、挑戦的な広告写真を生み出すジャン=ポール・グードさんが出品。徹底した美意識に貫かれた作品群に出合える。

 ほかに、水害に苦しむ人々を撮ったギデオン・メンデルさん(下京区・市中央市場隣接の三三九(さざんがきゅう))、東日本大震災後の東北に建設中の巨大防潮堤を撮影した小野規(ただし)さん(中京区・堀川御池ギャラリー)らは社会問題を取り上げる。世界的に評価される深瀬昌久さん(中京区・誉田屋源兵衛)の日本初の回顧展は、妻との不和と孤独感を真っ黒なカラスに託した代表作などが並ぶ。

 5月13日まで。有料(一部無料)。関連展示やイベントも多数開かれる。


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