実弾射撃演習が行われる海域
(台北 13日 中央社)中国大陸の福建海事局は12日、台湾海峡で18日に実弾射撃演習が行われると明らかにした。国防部(国防省)や総統府は、国軍は情勢を厳密に把握して対処するとし、安心するよう呼び掛けた。
同局は実弾射撃演習の実施を理由に、台湾海峡の一部海域の航行を18日午前8時から深夜12時まで禁止すると通知した。国防部の陳中吉報道官によれば、航行禁止区域は福建省泉州市の沿岸部。同部は、毎年の定例火砲射撃訓練だとみている。
米国務省の報道官は、中国大陸の増大する軍事力と戦略の意図の不透明さに関心を示し、現状を変える一方的な行動に反対する米政府の方針を改めて表明した。