会場となる福隆海水浴場で展示されるサンドアート=交通部観光局提供
(台北 13日 中央社)砂浜に砂の造形作品がずらりと並ぶ「福隆国際砂彫芸術季」(サンドアートフェスティバル)が北部・新北市貢寮の福隆海水浴場で21日に開幕する。76作品の出展が予定されている今年の見どころは、砂像なのに触ったり中に入ったりできる作品や、初めての試みとして登場する、見下ろして鑑賞する穴の底の砂像など。なかでも目玉となるのは、世界のアーティストが共同制作する“逆さまの町”だという。
11日に開かれた記者会見では、アートディレクターの李明憲さんが、逆さまの町は、蜃気楼をイメージし、町とその倒影を表現したものだと解説。主催の東北角・宜蘭海岸国家風景区管理処は、今年の作品には誰もが目を見張るだろうとアピールした。
イベントの一環として、開幕前の18日には台湾や日本、韓国、米国、カナダなど13カ国・地域のアーティスト28人が腕を競う世界大会が、5月19日には台湾の20チームが参加する国内大会が行われ、多様な作品で会場を盛り上げる。
同フェスは7月15日までの開催。