中国大陸の空母「遼寧」
(台北 21日 中央社)中国大陸が台湾周辺の海域・空域で軍事訓練を重ねていることについて、国防部(国防省)は、全てを監視、把握していると述べ、国民に安心するよう呼び掛けている。
日本の防衛省は20日午前10時半ごろ、与那国島の南約350キロの海域で中国大陸の空母「遼寧」や駆逐艦など計7隻を発見、同11時ごろ、遼寧から複数の艦載機が飛行するのを確認した。国防部は同日、同艦隊は西太平洋での遠洋航海訓練に向け、19日夜にバシー海峡を通過したが、異常は見られなかったと発表した。
同部はまた、人民解放軍のH6爆撃機やY8電子戦機、TU154情報収集機など複数の軍用機が18日から3日連続で台湾周辺で訓練を行ったことも確認している。沖縄本島と宮古島の間の公海上空を飛行して西太平洋に入り、バシー海峡を通過して基地に戻ったという。
同軍は18日にも、台湾海峡の中国大陸側で実弾射撃演習を実施している。