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台北市長選出馬表明の民進党議員がパレード 重点政策訴え

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工事が止まっている台北ドーム 

(台北 23日 中央社)今年11月末に行なわれる台北市長選への出馬を表明している与党・民進党の姚文智立法委員(国会議員)は22日、台北松山空港の廃止や建設が中断している台北ドーム(台北大巨蛋)の問題解決など重点政策を訴えるパレードを市内で行った。通過地点の松山空港周辺には支持者ら約1万人のほか、呂秀蓮元副総統や民進党所属の台北市議なども駆けつけた。

パレードは柯文哲現市長に反対する意味合いもある。参加を呼びかけるポスターには「柯P(柯市長の愛称)にバイバイしよう」の文字が大きく書かれた。姚氏は今月中旬、フェイスブックで台北ドームをめぐる問題に触れ、柯市長こそが問題解決を長引かせている元凶だと批判。市長交代を訴え、自身が市長に就任すれば2年以内に解決するとアピールした。

台北松山空港をめぐっては、騒音や安全性の問題から移転を求める声が上がっている。姚氏は同空港を廃止し、周辺の花博公園や空港北部を流れる基隆河の川岸に整備されている河浜公園を合わせた一帯を巨大公園にする計画を掲げる。柯市長も機能移転を支持する考えを表明している。

柯市長はパレード開始前の同日午前、報道陣に姚氏のパレードに関して尋ねられると、毎日やるべきことをやるだけだと話した。

姚氏は2014年の前回選挙でも出馬を表明していたが、事前の世論調査で無所属の柯氏の後塵(こうじん)を拝し、野党が後押しする候補の座を柯氏に譲っていた。


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