総統府のプレスセンターでスター・ウォーズファンをもてなす陳建仁副総統(眼鏡の男性)
「スター・ウォーズ」シリーズの登場キャラクター
(台北 4日 中央社)映画「スター・ウォーズ」シリーズの登場キャラクターに扮したファン100人余りが4日、台北市の総統府に集結した。同作の人気キャラ「ヨーダ」に似ているといわれる蔡英文総統は不在だったため、陳建仁副総統が代わりに“異星人の友人”らをもてなした。
これは、作品中の名台詞「メイ・ザ・フォース・ビー・ウィズ・ユー」(フォースと共にあらんことを)の語呂合わせで、5月4日が「スター・ウォーズの日」とされているのにちなんだパフォーマンス。総統府の外には早朝、ダース・ベイダーやR2-D2、チューバッカ、レイア姫などのコスプレをしたファンが集結。反乱軍パイロットと帝国軍のストームトルーパーが憲兵とともに玄関前で見張りをする姿に、通りかかった人たちがカメラを向ける光景も見られた。
プレスセンターでファンらを出迎えた陳副総統は「総統府で地球以外から来た友人をもてなすのは初めて」と話し、歓迎の意を示した。蔡総統が米タイム誌の表紙に登場した際、「ヨーダに似ている」と話題になったのを念頭に、「(きょうは)総統府のヨーダはいません」とおどけてみせる場面もあった。
このパフォーマンスの主催者は、台湾のスター・ウォーズファンの存在を世界に知ってもらおうと、記念日に訪問する場所として総統府を選んだと話す。申請が通るか不安で、許可が下りた時には興奮して眠れなかったといい、「目が覚めて、ただの夢だったらどうしようと思った。本当に夢のようだった」と語った。