星宇航空のフェイスブックページより
(台北 5日 中央社)エバー航空の前董事長(会長)、張国イ氏が立ち上げた新航空会社「星宇航空」(StarLux)が2日、正式に設立された。同社は2024年末までに旅客機24機を保有し、北東アジアや東南アジア、香港・マカオ、北米など20都市以上に就航する計画を発表した。(イ=火へんに韋)
新会社の立ち上げ発表から1年で正式設立にこぎつけた。当初は新航空会社設立に関して制限を設ける法律が障壁として立ちはだかっていたが、一部の立法委員(国会議員)の後押しなどにより、交通部(交通省)は今年3月、改正規則を公布。申請会社の設立年数や業務の運営年数に関する条件が取り除かれ、設立への道が開けた。同部は先月26日、同社の設立を認可。同社は続いて経済部に法人登記を申請し、今月2日に登記が完了した。資本金は300億台湾元(約1100億円)。
就航は2020年を予定。その前には民用航空局の5段階の審査を通過し、営業許可を取得する必要がある。
同社はまずは客室内の通路が1本のナローボディー機としてエアバス社の「A321neo」10機を導入する計画で、2019年10月に最初の機体の引き渡しが行われる予定だという。