総統府で横浜、静岡の在日台湾人組織の訪問を受ける陳建仁副総統(手前右)
(台北 9日 中央社)陳建仁副総統は8日、総統府で横浜、静岡の在日台湾人組織の訪問を受けた。蔡英文政権が推進する、南アジアや東南アジア諸国との関係強化を目指す「新南向政策」について触れた陳副総統は、台湾の技術力とサプライチェーンに日本の研究開発能力とブランドイメージがプラスされれば、台湾、日本、東南アジア諸国のいずれも成功できるとし、日本との技術連携や日台共同での東南アジア市場参入に期待を寄せた。
陳副総統はまた、台湾の経済成長はアジア地域の多くの国家と高い関連性があると指摘。華僑が長年培ってきた人脈や資金、資源を運用して国際社会で台湾のために声を上げ、台湾のTPP11(CPTPP)参加や、経済連携協定(EPA)締結による日本との連携強化などを後押しすることを切望した。