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旧日本軍の砲台、景観損ねる建物の撤去へ 観光名所に

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日本統治時代に建設された彰化県の「外埔砲台」=彰化県文化局提供 


(彰化 9日 中央社)日本統治時代に建設された中部・彰化県福興郷外埔村の「旧福興外埔飛行場防空砲台」(外埔砲台)について、視界を妨げていた建物などが撤去されることになった。これまでは隣接する地主が建てた小屋や塀に阻まれ、全貌が見られなかった。同県文化局が地元の人々と協力して地主らとの交渉を進めていた。最終的に、観光の妨げになる建物を撤去、調整し、本来の姿を取り戻す方向で話がまとまった。同局の陳文彬局長は、砲台が地元の新たなランドマークとなればと期待を寄せている。

文化部(文化省)の資料によると、同地一帯にはかつて旧日本軍の飛行場が設けられ、滑走路や修理工場、宿舎などの施設があった。砲台は1941(昭和16)年に造られたもので、高射砲や機関銃などが設置されていたとされる。戦後は農地となり、砲台を除く他の施設は今では跡形もない。外埔砲台は2004年、隣村の番婆砲台と合わせて彰化県の歴史的建造物に登録されたが、当時すでに建造物に阻まれていた。番婆村の1基は、所有者の同意の下、昨年末に不要な建物の撤去や調査などが始まっている。


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