友好協定を結ぶ台湾・猫空と三重・御在所のロープウエイ=台北メトロ提供
(台北 9日 中央社)台北メトロ(MRT)は9日、同社が運営する猫空ロープウェイ(台北市)が三重県の御在所ロープウエイと友好協定を結んだと発表した。両ロープウェイは双方の駅で優待パンフレットの配布やポスターの掲示を行い、相互誘客を図る。
この日、猫空ロープウェイ動物園駅で調印式が行なわれ、台北メトロの趙宗威・猫空ロープウェイ主任と御在所ロープウエイの辻智幸社長が協定書に署名した。台北メトロによれば、辻社長は友好協定を結ぶ前、猫空ロープウェイが運転する床がガラス張りの「クリスタルキャビン」に試乗するために台湾を訪れており、その際、猫空エリアの美しい景色に深い印象を残していたという。
御在所ロープウェイの湯の山温泉駅や山上公園駅に設置されるパンフレットを猫空ロープウェイに乗車する際に持参すれば、片道運賃が通常120元(約440円)のところ50元(約180円)になる。また、御在所ロープウェイは中国語版パンフレット持参者に対し、乗車運賃3割引を適用するほか、三重交通バスに猫空ロープウェイを紹介するペイントを施す。
パンフレットは猫空ロープウェイではすでに配布中。御在所ロープウェイでは今月29日から配布を開始する。