結実期に入っている台南のマンゴー
(台南 10日 中央社)南部・台南市の山地でマンゴーが実を付け始めている。同市政府農業局によれば、今年の生産量は昨年より約50%減少する見通し。昨年は近年まれに見る豊作だったため、価格がやや落ち込んだが、今年は実の大きさが昨年より大きくなると見られ、農家は価格の安定化に期待を寄せている。
農業局によると、生産量減少の原因は、花になる芽を作る時期に当たる昨年12月に雨が続いた一方で、今年初頭には降水量がやや少なかったことがある。先月下旬にはヒョウが降り、農業被害も出た。
マンゴーの主要産地である玉井区の農会(農協)の頼永坤さんは、昨年は通常より多くの実がなったが、大きさがやや小さかったため、価格に影響したと説明する。今年の着果数は昨年の半分ほどにとどまるものの、近日山地で雨が降ったことで成長が促され、平均的な実の大きさは昨年より大きくなる見込みだという。
頼さんは、今年の台南産マンゴーの平均的な品質は高そうだと見通しを明かし、マンゴーが好きな消費者に喜んでもらえるはずだと語った。