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台湾、国土最南端の太平島で人命救助訓練

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太平島で行われた人命救助訓練 

(太平島 12日 中央社)海洋委員会海巡署(海上保安庁に相当)は11日、国土の最南端にある南シナ海・南沙(スプラトリー)諸島の太平島で人命救助のための輸送訓練を行った。蔡英文総統が2016年7月、同島を人道支援の拠点にするよう指示したのを受けてのもので、交通部、国防部、外交部などの関連省庁が訓練に参加した。

訓練では、台湾の貨物船が太平島沖で外国船に衝突され、火災が発生し複数の負傷者が出たことを想定。艦艇7隻、航空機2機が出動したほか、無人航空機(UAV)や機上医療ができる空飛ぶICU(集中治療室)も使用。さらに人道支援活動の充実を図り、国家レベルの災難救助チームも加わった。

面積0.51平方キロメートルの太平島は台湾が実効支配しており、警備のため、海巡署隊員約100人あまりが常駐している。同海域での人道救助は2000年から現在まで計27件行われ、海巡署は今後も同様の演習を行うとともに、周辺国家との救援連携体制を強化していく方針。

同島をめぐっては2016年7月、オランダ・ハーグにある常設仲裁裁判所から「岩」との判断を下され台湾の反発を招いた経緯がある。


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