祇園の火災
京都・祇園で12日、住宅など7棟が焼けた火災で、火元の日本料理店「千花ちはな」(京都市東山区)の男性従業員が厨房ちゅうぼうの掃除で油汚れにバーナーの炎を当てていたことがわかった。
京都市消防局が14日、明らかにした。
京都府警は火災の原因とみて調べている。
火災では、ミシュランガイドで最高の三つ星評価を9年連続で得た同店など計約225平方メートルが燃えた。市消防局によると、男性従業員は1階厨房で、ダクトにこびりついた油汚れを溶かすためバーナーの炎であぶっていたという。火災では2階が焼けたが、府警はこの作業から引火し、ダクト伝いに上に燃え移った可能性が高いとみている。同店では以前からこの作業を行っていたといい、市消防局は「引火の可能性がある危険な行為」としている。