陳朝栄氏
(台北 16日 中央社)台湾証券取引所の統計によれば、今年1~3月の日本からの株式投資額は3318億台湾元(約1兆2250億円)となった。2013年の年間投資額は1069億元(約3950億円)にとどまっており、5年で大幅に増加している。同所の楊朝栄副総経理(副社長)は、2014年に日本の取引所と共同で専門チームを立ち上げたことが投資促進につながったと説明した。
楊副総経理によれば、同所は2000年、東京証券取引所と協力に向けた覚書を締結。だが、2013年末の時点で外国人投資家の株式投資額に日本からの投資が占める割合は1.36%にとどまっており、開発における潜在性が指摘されていた。2014年に日台合同の専門チームを立ち上げて以降は、マーケティングでの連携や相互訪問など日本側との実務的な協力を重ねてきたという。
同所の統計によると、今年第1四半期の日本の投資額が海外勢で占める割合は2.73%にまで成長した。同所は日本からの投資をさらに促進しようと、今月18日には東京都内で投資説明会を開催する予定だという。