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新緑の中、平安王朝の行列華やか 京都で葵祭

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大勢の観覧者に見守られて京都御苑を進む
葵祭の行列と斎王代 


京都三大祭りのトップを飾る葵祭が15日、新緑に彩られた京都市内で華やかに繰り広げられた。晴れ渡る空の下、平安王朝を再現したきらびやかな行列が都大路を優雅に進み、沿道で見守る人々を魅了した。

 葵祭は下鴨、上賀茂両神社の例祭で正式には賀茂祭と言う。「源氏物語」にも登場する伝統ある祭りで、6世紀に始まったとされる。

 日差しが強まってきた午前10時半ごろ、約500人の行列が京都御所(上京区)の建礼門前を出発した。行列が進む道中「路頭の儀」の全行程は約8キロ。衣装に飾られたフタバアオイの葉が風に揺れ、丸太町通や河原町通を経て下鴨神社(左京区)へ向かった。

 本列では騎上の乗尻(のりじり)や牛車などが進んだ後、銀面をかぶった馬に乗る近衛使(このえづかい)代が続いた。女人列では命婦(みょうぶ)や騎馬に乗った騎女(むなのりおんな)らを従え、専用の輿(こし)「腰輿(およよ)」に乗った十二単(ひとえ)姿の第63代斎王代・坂下志保さん(23)=左京区=が登場すると、沿道から「きれい」との声があがった。

 行列は正午前に下鴨神社に着いて「社頭の儀」に臨み、午後に再び上賀茂神社(北区)を目指して歩いた。

 この日は最高気温が30・4度(京都地方気象台調べ)を記録し、京都市では今季初の真夏日となった。人出は約5万1千人(京都府警調べ)で前年より千人多かった。



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