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台北映画賞、半数以上の監督が初入選 短編とアニメの応募数過去最多

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「台北映画祭」の主席を務める リー・ピンビン(李屏賓)(左から2人目) 


(台北 16日 中央社)台湾映画を対象にした映画賞「台北映画賞」のノミネート作品40本が14日、発表された。選出された作品の監督のうち、半数以上が初入選。台北市内で開かれた記者会見に出席したリー・ピンビン(李屏賓)台北映画祭主席は、同賞は台湾の映画人のための場であり、全力で台湾映画を支持すると語った。

同賞は長編フィクション、ドキュメンタリー、短編、アニメーションの4部門に分かれ、各部門で10作品が入選作に選ばれた。監督が台湾人または台湾の居留証(ARC)を保持していることが応募の条件となっている。今年の応募総数は311本。短編とアニメーションの応募数は過去最多を記録したという。

長編フィクションの入選作には、昨年のゴールデン・ホース・アワード(金馬奨)で作品賞を受賞した「血観音」、助演男優賞を獲得した「アリフ、ザ・プリン(セ)ス」(阿莉芙)のほか、1億台湾元(約3億6800万円)の大台を超える興行収入を記録した「角頭2:王者再起」、「紅衣小女孩2」などが名を連ねた。

入選作品は来月28日~7月14日に台北市内で開催される「台北映画祭」(台北電影節)で上映される。また、同映画祭では溝口健二監督の「山椒大夫」デジタルリマスター版や富名哲也監督の「Blue Wind Blows」の上映がすでに決まっている。

台北映画賞は7月14日に授賞式が行われ、受賞作品が発表される。


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