屋上のビアガーデンでバーベキューを楽しむ家族連れら
（京都市下京区・京都タワーホテル）
京都、滋賀のホテルなどでビアガーデンが始まっている。最近の人気は、自分で焼くバーベキューのスタイル。街中で手軽にアウトドア気分を味わえるのが魅力で、冷えたビールがおいしくなる夏に向けてにぎわいを増していきそうだ。
京都タワーホテル（京都市下京区）は、休日の昼限定で「バーベキューガーデン」を営業している。肉や海鮮、野菜などを人数分のセットで提供し、卓上のグリルで客自ら焼いてもらう趣向だ。高校時代の友人と互いの家族を連れて訪れた主婦の秦佐和子さん（３１）＝守山市＝は「郊外まで行かなくても手ぶらでバーベキューができるし、子連れでも楽しめる」と喜ぶ。
家族層や若者グループの利用が多いといい、同ホテルの企画部は「ビュッフェとはひと味違った熱々の料理をその場で食べられる点も人気。夜に行うビアガーデンまでの空き時間を有効活用できる」と話す。大人３９００円（飲み放題は別途１１００円）で９月末まで。通常のビアガーデンも毎日午後５時半からオープンしている。
琵琶湖ホテル（大津市）は、比叡山や琵琶湖を眺めながら食事する「屋上アウトドアバーベキュー星」を今月３日から開催。県内産野菜のサラダなどの前菜と米国産リブロース、飲み放題で５５００円のコースなど。５月は金土日曜、６月～９月末は毎日開催する。
飲食店経営バルニバービ（大阪市）が運営するレストラン「ＩＮ ＴＨＥ ＧＲＥＥＮ」（左京区、府立植物園内）と「ＯＢＵ ＣＡＦＥ」（右京区）でも、バーベキュープランがスタート。開放的なテラス席で、最大４０人まで利用可能という。
ウェスティン都ホテル京都（東山区）は、快適な空間でアウトドア気分を満喫する人気のレジャー「グランピング」をイメージしたビュッフェ企画を催している。スペアリブなどの大皿料理や自分でつくるハンバーガーを用意。マーケティング部は「装飾品にもこだわった。室内にいながらアウトドア気分を味わってほしい」と話す。６月３０日まで。