新作は「台湾篇」 と明かす弘兼憲史さん
(台北 26日 中央社)人気漫画「島耕作シリーズ」の作者、弘兼憲史さんが25日、台北市内の東呉大学で講演を行った。会場には100人を超すファンが集まり、弘兼さんは「漫画から学んできたこと」というテーマで自身の経験を伝えたほか、日本が世界に誇る漫画王国となった背景などを紹介した。
台湾に到着した23日、飛行機を降りたその足で立法院(国会)に直行し、立法委員(国会議員)と対談した弘兼さん。記者に「会長島耕作」の新作が「台湾篇」であると明かし、台湾滞在中に見聞したさまざまな物事をストーリーに織り込んでいきたいと意欲を示した。
講演では、台湾の立法院の様子に言及。かつて議員が椅子を投げ合う様子を報道で見て非常に印象深いと感じ、それが今回の議員との対談につながったという。今後チャンスがあれば、台湾の政治も題材として使ってみたいとも語った。