(台北 26日 中央社)新竹市立動物園(北部・新竹市)と東武動物公園(埼玉県)が25日、友好交流協定を締結した。日本統治時代の1936(昭和11)年に開園した新竹市立動物園は、老朽化による再生計画のため、現在は閉園中。工事の完成を待って、正式に姉妹提携が結ばれるという。
新竹市の林智堅市長は、両園はともに、檻を使う従来のスタイルではなく、人と動物の距離を縮める環境づくりに力を注いでいると述べ、協定締結を通じて交流がさらに深まることに期待を示した。また、沈慧虹副市長も、姉妹園になったあかつきには、日本の人々をロングステイに招き、生まれ変わった新竹市立動物園を見てほしいと意気込んだ。
新竹市立動物園が海外の動物園と姉妹提携を結ぶのは初めて。同園の楊家民園長は、新竹市は周辺の観光資源も豊富な素晴らしい旅行先だと述べ、より多くの日本人が同市を訪れ、観光分野での交流促進につながることに期待を寄せた。
新竹市立動物園の再開園は今年8月以降となる予定。