民進党から台北市の市長選候補として擁立された立法委員の姚文智氏
(台北 31日 中央社)11月に行われる台北市長選挙に向け、与党・民進党は30日に中央執行委員会を開き、姚文智立法委員(国会議員)を公認候補として擁立することを正式に決定した。再選を目指す無所属の柯文哲・現市長、野党・国民党の丁守中氏との三つどもえの戦いについて姚氏は、勝利に100パーセントの自信があると述べ、世論調査で両氏に及ばない自身の支持率を株価に見立て、今は安値でも今後高値が付くとして支持を呼び掛けた。
同党のスポークスマン、蔡適応氏によると、党主席(党首)を兼務する蔡英文総統は、高雄市政府新聞処処長や行政院(内閣)新聞局局長などを歴任してきた姚氏の行政経験の豊富さを強調。また、市長選に向けて十分な準備を進めてきており、最も戦力が高く、台北市に進歩をもたらすことができる候補者だと述べ、党員が一致団結して市民の支持獲得に尽力するよう求めた。
姚氏は政見として、台北松山空港の廃止や建設が中断している台北ドーム(台北大巨蛋)の問題解決などを主張している。