全盲の女子中学生、バイオリン演奏で日台の絆深める
日本でバイオリンを披露する呉佳晉さん(手前)=新興高校提供
(高雄 31日 中央社)生まれつき目の見えない女子中学生、呉佳晉さんがこのほど日本を訪問し、得意のバイオリンで台湾と日本の絆を深めた。
早産で生まれ、視力を失ってしまった呉さん。優れた音感に恵まれ、小学生のときにはピアノやバイオリン、ウクレレなどを次々と習得。昨年、南部・高雄市の新興高校中学部に入学し、同校の「高雄市青少年交響楽団」の一員として音楽の道をまい進している。
同楽団は23~28日、日本を訪問した。滞在中には姉妹校がある長野県茅野市で中学校交流演奏会に出演したほか、千葉県も訪れ、特別支援学校の流山高等学園で演奏を行った。千葉では呉さんが独奏を披露し、満場の拍手を浴びた。
帰国後の29日、取材に応じた呉さんは、国際交流の場で演奏するチャンスを与えてくれたとメンバーに感謝。また、最初は手が震えたものの、足元から拍手が沸き起こったときには「満足感と達成感に満たされ、音楽を選んだことが間違いではなかったと確信した」と振り返った。
水泳を愛するスポーツ少女の一面も持ち合わせる呉さん。逆境に負けない生き方が評価され、昨年は優れた功績を挙げた小中高大生を表彰する賞「総統教育奨」にも輝いた。
日本でバイオリンを披露する呉佳晉さん(手前)=新興高校提供
(高雄 31日 中央社)生まれつき目の見えない女子中学生、呉佳晉さんがこのほど日本を訪問し、得意のバイオリンで台湾と日本の絆を深めた。
早産で生まれ、視力を失ってしまった呉さん。優れた音感に恵まれ、小学生のときにはピアノやバイオリン、ウクレレなどを次々と習得。昨年、南部・高雄市の新興高校中学部に入学し、同校の「高雄市青少年交響楽団」の一員として音楽の道をまい進している。
同楽団は23~28日、日本を訪問した。滞在中には姉妹校がある長野県茅野市で中学校交流演奏会に出演したほか、千葉県も訪れ、特別支援学校の流山高等学園で演奏を行った。千葉では呉さんが独奏を披露し、満場の拍手を浴びた。
帰国後の29日、取材に応じた呉さんは、国際交流の場で演奏するチャンスを与えてくれたとメンバーに感謝。また、最初は手が震えたものの、足元から拍手が沸き起こったときには「満足感と達成感に満たされ、音楽を選んだことが間違いではなかったと確信した」と振り返った。
水泳を愛するスポーツ少女の一面も持ち合わせる呉さん。逆境に負けない生き方が評価され、昨年は優れた功績を挙げた小中高大生を表彰する賞「総統教育奨」にも輝いた。