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夜の境内に浮かぶ 平安神宮で京都薪能

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夜の境内に浮かぶ 平安神宮で京都薪能


(右から)義経や弁慶、平知盛の亡霊が篝火の中、迫力ある舞をみせた京都薪能 


 平安神宮(京都市左京区)の特設舞台で、篝火(かがりび)に浮かぶ能を楽しめる「京都薪能」が1日始まった。今年は源義経の生涯を大河ドラマのように味わってほしいと、ゆかりの演目をそろえた。人気曲「船弁慶」では、義経や弁慶、平知盛の亡霊が炎に照らされ、夜の境内に映えた。

 初日は、牛若丸(義経)と弁慶が五条の橋で出会う「橋弁慶」で幕開け。夕闇が迫り、たいまつがともされる中、義経が盗賊を次々と切り倒す「烏帽子折(えぼしおり)」や「船弁慶」が上演された。

 市と京都能楽会の主催で1950年に始まり、初夏の風物詩として毎年6月1~2日の夜にある。例年、趣の異なる多彩な演目を並べるが、今年は初めて義経という一人の人物に焦点を絞り、2日間でゆかりの計6演目を披露する。初日は約1500人(主催者発表)が訪れた。2日は午後6時開演。牛若丸が兵法を学ぶ「鞍馬天狗」などを上演。有料。事務局075(754)0331。
(京都新聞)


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