重量挙げ五輪2大会金の許淑淨、引退発表 東京五輪出場せず

重量挙げ五輪2大会金の許淑淨、引退発表 東京五輪出場せず


ロンドンとリオ五輪女子重量挙げ53キロ級の金メダリスト、許淑浄　←　←

（台北 3日 中央社）重量挙げ女子53キロ級の2012年ロンドン、2016年リオデジャネイロ五輪2大会連続金メダリスト、許淑淨は3日、自身のフェイスブックで引退を発表した。今年8月に開催されるアジア競技大会は辞退する方針。許を11年間指導してきた蔡温義コーチは「予定より2年早い引退となった」と明かした。2020年の東京五輪への出場を目指して準備を進めていたという。

同級五輪2大会連続金メダル獲得は台湾人として初。2014年に韓国で行われたアジア競技大会では、トータル233キロで世界記録を更新した。

許は引退の理由について、けがで「満足な練習ができていなかった」と告白。長年抱えていた膝の損傷に加え、昨年末の世界選手権で右肘靱帯を断裂。手術を受け、1年間のリハビリを余儀なくされていた。

今後は指導者を目指す意向を示しており、「国のためにより多くの優秀なアスリートを育てていきたい」と語った。

許のフェイスブックには、「お疲れ様」「今までありがとう」「台湾の誇りだ」などのコメントが多数寄せられている。