蔡総統、殉職の空軍操縦士に哀悼の意=定例演習視察
軍事演習「漢光34号」を視察する蔡英文総統(右から2人目)
(台北 7日 中央社)蔡英文総統は7日、中部・台中市の清泉崗基地で軍事演習「漢光34号」を視察した。演習初日の4日に起きたF16戦闘機の墜落事故で空軍の操縦士が死亡したのを受け、蔡総統は殉職者に哀悼の意を表したほか、現実に即した演習やその後の確かな振り返りと修正によって国家の安全を確保していく建軍の原則を強調した。
同演習は中国大陸の侵攻を想定したもので、この日は4日目を迎えた。清泉崗基地では演習の目玉である対空挺作戦の訓練が行われた。中華民国(台湾)と外交関係を結ぶアフリカ南部のエスワティニ(旧スワジランド)の国王ムスワティ3世も観閲した。
演習終了後にあいさつした蔡総統は、東部・宜蘭県蘇澳の海軍基地や南部・屏東県の九鵬基地でも近日訓練を視察したことに触れ、「国軍が防衛固守、多重抑止の目標を達成できることに自信を持った」と訓練の成果を評価した。
この日の演習では、人民解放軍がC130輸送機を用いた空挺降下やF16戦闘機による爆撃で清泉崗空港を奪取、制圧、破壊することを想定。国軍は国産戦闘機IDF(経国号)やF16戦闘機、攻撃ヘリコプターAH64(アパッチ)、AH1(コブラ)などを出動させて敵軍をせん滅した。今回は漢光演習として初めて民間の予備役を動員。建設業者や通信業者が参加し、破損した空港の滑走路や通信設備を復旧する訓練も行われた。
軍事演習「漢光34号」を視察する蔡英文総統(右から2人目)
(台北 7日 中央社)蔡英文総統は7日、中部・台中市の清泉崗基地で軍事演習「漢光34号」を視察した。演習初日の4日に起きたF16戦闘機の墜落事故で空軍の操縦士が死亡したのを受け、蔡総統は殉職者に哀悼の意を表したほか、現実に即した演習やその後の確かな振り返りと修正によって国家の安全を確保していく建軍の原則を強調した。
同演習は中国大陸の侵攻を想定したもので、この日は4日目を迎えた。清泉崗基地では演習の目玉である対空挺作戦の訓練が行われた。中華民国(台湾)と外交関係を結ぶアフリカ南部のエスワティニ(旧スワジランド)の国王ムスワティ3世も観閲した。
演習終了後にあいさつした蔡総統は、東部・宜蘭県蘇澳の海軍基地や南部・屏東県の九鵬基地でも近日訓練を視察したことに触れ、「国軍が防衛固守、多重抑止の目標を達成できることに自信を持った」と訓練の成果を評価した。
この日の演習では、人民解放軍がC130輸送機を用いた空挺降下やF16戦闘機による爆撃で清泉崗空港を奪取、制圧、破壊することを想定。国軍は国産戦闘機IDF(経国号)やF16戦闘機、攻撃ヘリコプターAH64(アパッチ)、AH1(コブラ)などを出動させて敵軍をせん滅した。今回は漢光演習として初めて民間の予備役を動員。建設業者や通信業者が参加し、破損した空港の滑走路や通信設備を復旧する訓練も行われた。