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台中産ライチ、産官学連携で日本輸出拡大へ 外観上の課題克服

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台中産ライチ、産官学連携で日本輸出拡大へ 外観上の課題克服


産官学連携で日本への輸出拡大を狙う台中産ライチ 

(台中 11日 中央社)台中市政府はライチの輸出時に生じる外観上の課題を克服する新技術を活用し、地元の大学や企業との連携で同市産ライチの日本への輸出拡大を狙う。11日に市内で行われた記者会見には蔡英文総統が出席し、「日本の消費者は美しいライチを見て、きっと家に持ち帰ってくれることでしょう」と期待を寄せた。

ライチを日本に輸出するには、害虫の卵や幼虫などを殺滅するために蒸熱処理を施す必要がある。だが、処理過程によって皮が変色し、外観の美しさが損なわれていた。

同市は昨年1月、中興大、直動機器メーカーのハイウィン(上銀科技)とライチの鮮度保持技術に関して連携する協定書に署名。ハイウィン傘下の団体が310万台湾元(約1140万円)を出資し、中興大が開発した鮮度保持技術を主要産地の太平区農会(農協)に技術移転することなどを支援した。鮮度保持技術を利用すれば、蒸熱処理をしても外観の色が保たれるようになる。

ハイウィンは同市の青果組合から同市産ライチ1500箱を購入し、日本の顧客に配布するなどして日本へのPRを後押しするという。

太平区農会は先日、日本で黒葉ライチのPRを行った。1箱(約10個入り)約125元(約460円)で販売したところ、用意した2トンが3日で売り切れたという。

市によれば、同市のライチ栽培面積は約1940ヘクタール。年間生産量は1万7729トンに上る。例年6~7月に市場に出回るという。


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