台北駅2F「微風広場店」
(台北 12日 中央社)台湾で定食屋チェーン「大戸屋」を展開する全家国際餐飲は、2020年までに店舗数を現在の約2倍となる60店舗に拡大する方針を示した。同店の顧客は40~60歳の中高年が約5割を占める。今後は高齢化を背景にした商機を狙い、60店舗体制下での売上高は16億台湾元(約59億2110万円)を見込むという。
同社は台湾でファミリーマートを手掛ける全家便利商店の子会社で、大戸屋を33店舗運営している。呉勝福董事長(会長)は、台湾で展開する和風の定食チェーンとして店舗数は多いほうだとした上で、今後は新規出店のペースをこれまでの年間3店舗から10店舗に引き上げる計画を明かした。
大戸屋の昨年の売上高は8億元(約29億6000万円)。今年は店舗数拡大による増収で10億元(約37億円)近くに達する見込みだという。