台湾人画家が東京で展覧会 台湾の民俗文化を独特の手法で表現
地域を守る神様「土地公」と虎の姿をした神様「虎爺」を冥銭(紙銭)に描いた曾郁文さんの作品
(東京 18日 中央社)台湾人画家、曽郁文さんの作品を紹介する展覧会が15日、台北駐日経済文化代表処台湾文化センター(東京都)で始まった。地域を守る神様「土地公」と虎の姿をした神様「虎爺」を冥銭(紙銭)に描いた作品など、台湾の民俗文化を独特の手法で表現した絵画13点が展示されている。
曽さんは1954年、南部・台南生まれ。近くに廟がある場所で育ち、幼い頃から台湾の宗教や民間信仰に触れていた影響で、台湾の風景や文化をテーマにした作品が多い。台湾の神様や先住民を描いた作品は過去に東京都内の美術館で展示されたこともあるという。
この日は開幕式が開かれ、芸術界の来賓やメディア関係者などが出席した。出席できなかった謝長廷・駐日代表(大使に相当)は書面であいさつの言葉を寄せ、同センターの朱文清主任が読み上げた。謝代表は曽さんの作品について、芸術の枠を超え、独特の趣を備えていると評した。
式典の後には、曽さん自身による作品解説が行われた。曽さんは作品を1つ1つ解説しながら、それに聞き入る来賓の姿を写真に収め、「これも創作の一部」だと笑顔を見せた。
展示は7月20日まで。
地域を守る神様「土地公」と虎の姿をした神様「虎爺」を冥銭(紙銭)に描いた曾郁文さんの作品
(東京 18日 中央社)台湾人画家、曽郁文さんの作品を紹介する展覧会が15日、台北駐日経済文化代表処台湾文化センター(東京都)で始まった。地域を守る神様「土地公」と虎の姿をした神様「虎爺」を冥銭(紙銭)に描いた作品など、台湾の民俗文化を独特の手法で表現した絵画13点が展示されている。
曽さんは1954年、南部・台南生まれ。近くに廟がある場所で育ち、幼い頃から台湾の宗教や民間信仰に触れていた影響で、台湾の風景や文化をテーマにした作品が多い。台湾の神様や先住民を描いた作品は過去に東京都内の美術館で展示されたこともあるという。
この日は開幕式が開かれ、芸術界の来賓やメディア関係者などが出席した。出席できなかった謝長廷・駐日代表(大使に相当)は書面であいさつの言葉を寄せ、同センターの朱文清主任が読み上げた。謝代表は曽さんの作品について、芸術の枠を超え、独特の趣を備えていると評した。
式典の後には、曽さん自身による作品解説が行われた。曽さんは作品を1つ1つ解説しながら、それに聞き入る来賓の姿を写真に収め、「これも創作の一部」だと笑顔を見せた。
展示は7月20日まで。