今年の台風、3~5個が台湾に上陸か=中央気象局
29日午後7時20分ごろ撮影の衛星画像=中央気象局提供
(台北 29日 中央社)台湾では7~9月が台風シーズン。中央気象局は29日、記者会見を行い、今年台湾に上陸すると思われる台風は平年並みから多めの3~5個になる見込みを示した。
同局予報センターの呂国臣主任によると、現時点までに北西太平洋で発生した台風は、平年値(4.3個)を超える7個に及んでいる。また、6月から12月までの同地域における台風の発生数は、平年並み(21~25個)から多めになるという。
呂主任はまた、今秋、熱帯太平洋でエルニーニョ現象が発生する確率が約5割に上るとし、同現象が起こると、台風が発生する海域が平年より東に移動すると説明。この場合台湾からの距離は遠くなるものの、何らかの原因で台湾に接近すると、強度を増す恐れがあるという。
台湾は、雷を伴う午後の一時雨や台風がもたらす雨が夏場の主な水資源になっている。だが、梅雨シーズンとされる5~6月は空梅雨傾向で雨が少なかったことから、今後の雨量に関心が高まっている。これについて気象局は、7月は平年並みからやや多め、8~9月は平年並みからやや少なめになると予想している。
29日午後7時20分ごろ撮影の衛星画像=中央気象局提供
(台北 29日 中央社)台湾では7~9月が台風シーズン。中央気象局は29日、記者会見を行い、今年台湾に上陸すると思われる台風は平年並みから多めの3~5個になる見込みを示した。
同局予報センターの呂国臣主任によると、現時点までに北西太平洋で発生した台風は、平年値(4.3個)を超える7個に及んでいる。また、6月から12月までの同地域における台風の発生数は、平年並み(21~25個)から多めになるという。
呂主任はまた、今秋、熱帯太平洋でエルニーニョ現象が発生する確率が約5割に上るとし、同現象が起こると、台風が発生する海域が平年より東に移動すると説明。この場合台湾からの距離は遠くなるものの、何らかの原因で台湾に接近すると、強度を増す恐れがあるという。
台湾は、雷を伴う午後の一時雨や台風がもたらす雨が夏場の主な水資源になっている。だが、梅雨シーズンとされる5~6月は空梅雨傾向で雨が少なかったことから、今後の雨量に関心が高まっている。これについて気象局は、7月は平年並みからやや多め、8~9月は平年並みからやや少なめになると予想している。