赤と青の美術品、思いひもとく 滋賀で特別展
展示される伊藤若冲筆「達磨図」
「赤」と「青」に人々が抱いた思いを美術品や工芸品からひもとくMIHO MUSEUM(滋賀県甲賀市信楽町)の夏季特別展「赤と青のひ・み・つ」(京都新聞など主催)が30日開幕する。29日に内覧会があり、赤い顔料が塗られた像や鏡、青色ガラスの装飾品など、古代から近世の国内外の約120点が披露された。
太陽や炎、血を連想させる「赤」と、空や海の色である「青」は、世界の多くの地域で信仰と結びつき、憧れの対象とされた。
赤ゾーンでは、呪術に用いられた古代アメリカの像や鏡、国内の土偶や埴輪(はにわ)、漆塗りの器のほか、真っ赤な僧衣が特徴の伊藤若冲筆「達磨(だるま)図」も修復後初公開される。青ゾーンでは、古代オリエントで珍重された貴石ラピスラズリのペンダントや、ガラスで作られた古代エジプトの神像や王像、中国や朝鮮の染付や青磁の器が並ぶ。
夏休みに親子連れで楽しめるよう展示も工夫。全面が真っ赤や真っ青な部屋に入り、感覚の違いを感じるコーナーや、展示内容を問うクイズ形式のスタンプラリーもある。
8月26日まで。月曜休館(7月16日は開館、同17日休館)。有料。
展示される伊藤若冲筆「達磨図」
「赤」と「青」に人々が抱いた思いを美術品や工芸品からひもとくMIHO MUSEUM(滋賀県甲賀市信楽町)の夏季特別展「赤と青のひ・み・つ」(京都新聞など主催)が30日開幕する。29日に内覧会があり、赤い顔料が塗られた像や鏡、青色ガラスの装飾品など、古代から近世の国内外の約120点が披露された。
太陽や炎、血を連想させる「赤」と、空や海の色である「青」は、世界の多くの地域で信仰と結びつき、憧れの対象とされた。
赤ゾーンでは、呪術に用いられた古代アメリカの像や鏡、国内の土偶や埴輪(はにわ)、漆塗りの器のほか、真っ赤な僧衣が特徴の伊藤若冲筆「達磨(だるま)図」も修復後初公開される。青ゾーンでは、古代オリエントで珍重された貴石ラピスラズリのペンダントや、ガラスで作られた古代エジプトの神像や王像、中国や朝鮮の染付や青磁の器が並ぶ。
夏休みに親子連れで楽しめるよう展示も工夫。全面が真っ赤や真っ青な部屋に入り、感覚の違いを感じるコーナーや、展示内容を問うクイズ形式のスタンプラリーもある。
8月26日まで。月曜休館(7月16日は開館、同17日休館)。有料。