台北メトロにネズミ 乗客混乱 約700人が後続列車に乗り換え

台北メトロにネズミ 乗客混乱 約700人が後続列車に乗り換え


車内に散乱する乗客の靴やバッグ　

（台北 4日 中央社）4日午前、台北メトロ（MRT）淡水信義線の車内にネズミらしきものがいるのが見つかり、乗客が混乱するトラブルがあった。台北メトロによれば、乗客約700人を全員下車させ、後続列車に乗り換えるよう誘導した。同社が監視カメラの映像を調べたところ、実際に車内にネズミがいたことが確認された。車内の消毒などはすでに済ませたとしている。

騒ぎがあったのは同日午前9時ごろ。列車に乗り合わせていた乗客によると、ネズミが車内を走り回っていたために、乗客から悲鳴が上がるなどパニックになった。同日午前、インターネット上には、乗客の持ち物とみられるバッグや靴が車内に散乱している様子が写された写真が投稿された。同社によると、乗客同士による押し合いで2人が軽いけがを負った。

同社は車内の清掃や消毒を定期的に行っていると説明。車内でネズミを見ても慌てないよう呼び掛けている。