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京都府内8万人超に避難指示 14万人超に避難勧告

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京都府内8万人超に避難指示 14万人超に避難勧告



大雨で濁流となり荒々しく流れる鴨川 


近畿地方では5日、長時間降り続く大雨への警戒が続いた。京都府内では午後8時現在、避難勧告が10市町の約6万3100世帯14万1150人に、勧告より強く避難を求める避難指示が京都市と大山崎町の約3万7440世帯約8万8350人に出された。大阪府北部地震で地盤が緩んでいる恐れがあり、自治体が土砂災害への警戒を呼び掛けている。また、JR山陰線などが6日始発から運転を見合わせる。

 京都市右京区京北で午後2時30分までの12時間降水量が190・5ミリとなり、7月の観測史上最高となった。市以北を中心に激しい雨に見舞われ、午後8時現在、ほぼ府全域で大雨警報が発表、土砂災害警戒情報も京都市(北、左京、東山、右京、伏見、山科、西京)、福知山市、綾部市、亀岡市、長岡京市、八幡市、京丹後市、南丹市、大山崎町に出た。

 京都新聞社の集計で、市町が設けた避難所に、少なくとも計312人が身を寄せた。午後8時現在で、約3万3400世帯に避難勧告が出た福知山市では55人が、約1800世帯に勧告が出た舞鶴市でも27人が避難している。

 桂川は亀岡市で午後3時ごろに氾濫危険水位を超え、渡月橋(右京区)が通行止めになり、鴨川も午後9時前、京都市内で避難判断水位を超えた。公立学校と幼稚園は計160校・園が休校した。

 鉄道は北陸や山陰へ向かう特急電車が全面運休になった。6日も始発からJR山陰線(京都-浜坂)、舞鶴線(綾部-東舞鶴)、東海道線・北陸線(京都-近江塩津)などが運転を見合わせ、東海道線の大阪方面は新快速・快速電車の運転を取りやめる。

 京都地方気象台によると、6日も多いところで北部は1時間50ミリ、南部は同60ミリの大雨が降り、7日午後6時までの48時間降水量は多いところで350~450ミリになる恐れがある。気象台は大雨が長時間にわたることから、「状況によっては大雨特別警報を出す可能性がある」と警戒を強める。


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