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南投の工芸展に輪島塗や川連漆器 日本の専門家による漆工芸体験も

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南投の工芸展に輪島塗や川連漆器 日本の専門家による漆工芸体験も


青銅塗りを施した「犀の賽銭箱」(左) 


(南投 8日 中央社)南投県政府文化局が主催する国際工芸フェスティバルの一環として7日から始まった特別展で石川県の輪島塗や秋田県の川連(かわつら)漆器など、日本の伝統工芸品が展示されている。南投県の美術家による漆工芸や竹工芸作品、先住民による工芸品なども出品されており、同局は同展の開催を通じて文化交流の促進や地元産業の発展につなげたいとしている。

東京国立博物館内漆工修理室などで講師を務める高宮洋子さんは、日本の漆芸家は1つの技法に集中して取り組むことが多いが、台湾の漆工芸作品は総合的な技法が使われていると話す。台湾の漆芸家、梁シツイさんによれば、四方を海に囲まれた台湾では、日本の技法に合わせて、貝殻を使った韓国の螺鈿(らでん)細工やベトナムの卵殻細工などを融合させた多様な技法が発展したという。(シツ=日へんに至、イ=王へんに韋)

7日午後には、日本の漆工芸技術である箔押しや蒔絵の体験教室が行われた。高宮さんらの指導の下、参加者たちはオリジナル作品の制作を楽しんだという。8日には、シンポジウムが開かれ、台湾と日本の専門家が伝統工芸の技術や産業の発展などについて意見を交わした。

同展は同県政府文化局地下1階で開催。来月1日まで。


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