大安森林公園駅
台北市政府文化局と台北メトロ(MRT)は31日から、淡水駅など一部の駅構内で、有名音楽家5組によって作曲されたオリジナル曲をBGMとして流す。両者はメトロ駅を「音の風景」を楽しむ場にしようとする計画を進めており、BGM導入はその一環となる。
BGMが流れされるのは、淡水、中正記念堂、大安森林公園、小碧潭、中山国中の5駅。台湾インディーズ音楽の父と呼ばれる音楽家の張四十三さんがプロジェクトの中心となり、それぞれの駅のための音楽を5組の音楽家と完成させた。
プロジェクトに参加したのは、国内外で多数の音楽賞を受賞した経歴を持つリン・チャン(林強)さん、台湾原住民(先住民)出身歌手のチェン・ジエンニエン(陳建年)さん、電子音楽バンド「レッド」(紅楽団)など。
BGMは1回あたり10~15分程度で、大安森林公園では30分おきに1回、その他の4駅では毎正時に1回流される。中山国中駅は設備設置の関係で、9月中旬から実施される。
台北メトロではこれまで、自動改札機の応答音を変更したほか、乗換駅と終点駅を知らせる車内チャイムや列車接近メロディーなどを新たに導入している。