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琳派ロック、今年も京都から発信 10月に平安神宮で祭り

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琳派ロック、今年も京都から発信 10月に平安神宮で祭り


公演を木村さんの屏風の前でPRする「MDP Masaki」さんら(京都市下京区・京都高島屋) 

「キーヤン」の愛称で知られる絵師の木村英輝さん(76)=京都市左京区=が総合プロデュースする公演「琳派ROCK」が今年も秋に京都市内で開かれる。「東京にはできないものを2020年東京五輪に向けて京都から発信したい」。そんな思いで始まった歌やダンス、アートの“祭り”をPRするため、祇園祭期間でにぎわう京都高島屋(下京区)で出演者によるパフォーマンスが行われた。

 「琳派ROCK」は「日本のポップな文化美術を世界に」と、琳派400年の2015年に初めて府民ホール・アルティ(上京区)で開催された。木村さんは「ちょうど東京五輪のエンブレム騒動の頃で、情報発信を東京だけに任せてはいられないという気持ちになった」と振り返る。2回目の昨年は宮川町歌舞練場(東山区)で行われた。

 今年は会場を平安神宮(左京区)に移し、10月12日午後6時から開かれる。本殿前特設ステージで京都在住の歌手や舞踏家、演奏団体など24組が出演する予定。大正期から活動する雅楽団体「平安雅楽会」や宇治田原町に拠点を置く和太鼓チーム「大和の響き・京」、シャンソンの和サブローさん、マイケル・ジャクソンのダンスを伝える「MDP Masaki」さんら幅広い分野から参加する。

 祇園祭にあわせ、京都高島屋1階特設ステージに展示された木村さんの作品「<祇園祭絵図>屏風(びょうぶ)」の前で木村さんが琳派ROCKの趣旨を説明した。出演者の一部を紹介し、「MDP Masaki」さんと京都の女性ダンスユニット「DTG」のメンバーの2人が踊った。木村さんは「採算度外視でやっている。たくさんの人々に足を運んでほしい」と話した。

 入場料5千円(前売りのみ)。問い合わせは2020ARTPIC KYOTO実行委員会事務局075(254)2888。京都高島屋の展示は24日まで。


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