宜蘭市役所は9月13日から市内に点在する観光地などをめぐる路線バスを運行すると発表した。専用の車体には台湾の人気絵本作家、ジミー(幾米)さんが描いたイラストがラッピングされたほか、車内にもキャラクターの人形が配置され、“癒し系”の楽しい仕掛けがなされている。
宜蘭県は3年前から宜蘭駅に隣接する公園をジミー公園として整備。多くの人々が訪れる人気スポットとなっており、さらなる観光客の誘致を狙う。また、市内には観光施設や飲食店が点在し交通渋滞の原因になっていることから、観光に特化した路線バスの運行で道路事情の改善を目指す。
「星空号」と「奇跡号」と名付けられたバスは、毎日午前7時から午後6時まで30分間隔で運行。宜蘭バスターミナル―河浜公園間を、宜蘭酒廠、新月広場などを経由しながら結ぶ。
当面はプレ運行とし、最初の3カ月間は運賃無料で乗車できるとして、市では利用を呼びかけている。