台湾セブン-イレブンがパン屋と融合 ジムに続き他事業との融合店に意欲
(2018.08.01 台北経済新聞)
店内でパンとコーヒーが楽しめる台湾セブン宏泰店
統一超商が運営する「台湾セブン-イレブン」は7月26日、台北・信義区にコンビニエンスストアとパン屋を融合した「ベーカリー複合コンセプト店」をオープンした。
台湾セブン-イレブンはこの数カ月、スポーツ複合店や無人店舗のオープンなど、今までにはない新しい店舗づくりに力を入れている。今回は、同店を経営する統一グループ傘下のベーカリー事業とコラボを行い、コンビニとパン店を融合した店舗の展開を行う。
112坪となる台湾最大の店舗に、毎日直送される焼きたてパンやドーナツなど71種類のパン商品をのせたセルフのパンコーナーとコーヒーメーカー、お茶メーカーなどを設置し、店内ですぐ食べられるよう導線を確保。同社担当者の陳●○さん(●=日に立、○=王へんに韋)は、「台湾の経済部(経済産業省)の調査によると、台湾でのパンの年間生産額は600億台湾ドル程度。パンと共に入れたてコーヒーやお茶、各種類の飲み物を購入する消費者が多いので、開店に踏み切った」と話す。
台湾は、100メートルに1軒コンビニがあるといわれるコンビニ大国。コンビニ各社は、コンビニ以外のさまざまなサービスをそろえ、消費者のさらなる囲い込みを図る。
24時間営業。